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◆教育施設への外断熱改修施工とインタビュー |
| 最近では外断熱構造へと建物をリニューアルする動きが広まりつつあります。今回は、外断熱工法を採用いただいた新潟工業大学、設計事務所の方に外断熱改修の感想などをお聞きしました。(9月初め取材、聞き手:弊社 友好) |
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施主:新潟工業大学 他とは明らかに違う快適さを、入った瞬間に直感しました!―新潟での外断熱の普及はしていますか? 小林所長(設計):新潟は極寒地ではないので外断熱はそれほど普及していません。(住宅の方ではハウスメーカーさんなどで多少あるようですが)私の方では設計はやった事がありませんでした。 今回、御社担当の方が代理店を通して新潟の設計事務所に外断熱の呼びかけがあったのですが、そこで御社や外断熱を詳しく知りました。 その中で「無暖房施設」という事に惹かれ、実際に現場視察をおこないました。実際に施設に入ると、明らかに快適さが違うという事を直感しました。『これは何か利用できるのではないか』と思った瞬間です。 工事中でも授業できることが決め手でした。―学校改修を行なう際、重要視した事は何ですか?また決め手となった事は何ですか?八木主任(施主): 建物が古く(築35年)、無断熱でしたので、断熱を取り入れようということから入りました。 また、最近ではエコ対策や省エネといった時代の流れから冷暖房費(ランニングコスト)が減少しようという観点から考えていきました。 小林所長:学校側から断熱をするということで、断熱材をどこにするかという事から考えました。 現状において、学校が運営している状況で内側に断熱材をする事は不可能です。教室内の物品を移動し、さらに内装を取り外して工事する事になるのですから。 しかし、外側に断熱材をすれば、内側は一切変更する必要はありません。業務や授業をしながら、工事ができるのです。この事は学校側にとって、外断熱改修をする事の決め手となったようです。 友好: 「断熱をする」ということから、実際に工事する際の条件を考えた上で、「外断熱」という工法が浮上したわけですね。 小林所長: もう1点、外断熱では躯体が傷まないという事がいえます。 この学校は海が近くにあるため潮風がひどく建物の劣化も厳しい状況です。外壁が劣化していくと、モルタルは剥離し、鉄筋に水分が入ります。そのたびに補修してお金をかけてなおし、10年たてばまた補修をしていくという事を繰り返していきます。 しかし、外断熱では躯体が半永久的に天候に対して影響をうけません。それは本当にすごい事です。 友好: 省エネにもなり、躯体保護つまり建物の長寿命化にもつながるということですね。 長期的なことを考えることが重要です―外断熱にすると建設費が上がることに抵抗はなかったのですか?八木主任: 建設費は一時的にかかるものですが、冷暖房費や補修費は長期的にかかるものです。 長期的にかかるもののコストを削減する事が今後の学校運営には必要だと感じましたので、建設費のアップに抵抗はありませんでした。 友好: 冷暖房費は毎日かかるもので、とても重要なものですよね。長期的に考えると冷暖房費や 補修費の削減は、学校運営においてもプラスになりますよね。 夏場の温度差にオドロキ!―実際に改修をしてからの効果は見られますか?(体感的、冷暖房費) 八木主任:今年の夏ですが、私達の中では冷房の設定温度を24℃〜25℃だったものを26〜28℃に変更していきました。 ただ、生徒達にとっては、去年と同じ感覚で設定温度を23℃と設定していました。その結果、寒くなりすぎて体調を壊す生徒が多数でてきてしまいました。今までこのような事はなかったので大変驚きました。 今までは設定温度を22℃〜23℃に下げても寒い・涼しいということはありませんでした。夏の効果としては、とても快適であるという事が実証されています。 (左写真は断熱改修前) 友好: それはすごい事ですね。蓄熱という外断熱の効果がよくでていますね。廊下などの体感はどうでしょうか? 八木主任: 廊下も涼しかったですね。事務室ではパソコンなど発熱機器があるので例年は暑いのですが、今年は温度を27℃設定にしても充分すごせる快適さでした。 友好: 夏は快適にすごされたようですね。次は冬ですね。冬にどのような効果がでるかまた楽しみです。 冷房費ですが、金額的に差はでてきていますか? 八木主任: 冷房費はまだ去年のものと比較していないのでわかりませんが、差はでている思います。1年を通した時点で比較してみようと思います。 友好: その時にはぜひまたお話を聞かせて下さい。 改修工事をしながらでも授業できるのがいいですね!―今後の物件として、外断熱で計画する場合、どのような効果を期待されますか?
小林所長:すでに他の棟も外断熱でという計画はあります。省エネや躯体保護、そして工事期間中の建物内の使用が可能という事は改修工事にとってとてもメリットのある事です。その点において、外断熱改修はすばらしいと思います。 ただ、外装に対してもう少しオリジナル性があればもっといいなとも思います。色の種類が豊富なのはいいのですが、その中で実際に日本人が使うだろうと思われる色はわずかです。全体的にデザイン性がもっとあればいいのではと思います。(右写真は断熱改修後) 友好: その点におきましては当社でもいろいろと検討をしています。外断熱がさらに普及するにはその点も必要だと思います。 外装については当社としてずっと課題になっていますが、まだまだな部分があります。その点も今後、解消されるよう頑張っていこうと思っています。 本日は実際に運営されていらっしゃる側と設計される側両方からのご意見といただきまして、大変勉強になりました。お忙しいところありがとうございました。 |
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